deduction 医療費控除について

医療費控除とは?

1年間の医療費が規定の金額よりも多く払ったときに、次の年の所得税が安くなる仕組みです。たいていは10万円以上の医療費を払った場合に適用される仕組みになっています。

医療費控除は、所得控除の1つです

所得がある人は所得額によって税金が発生します。たくさん稼いで所得のある人ほど、税金が増える仕組みとなっています。 その税金を、さまざまな事情を考慮して減らす仕組みが所得控除です。

所得控除一覧

医療費控除
雑損控除
社会保険料控除
小規模企業共済等掛金控除
生命保険料控除
地震保険料控除
一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)
ふるさと納税(寄付金控除)
障害者控除
寡婦控除
ひとり親控除
寡夫控除
勤労学生控除
扶養控除
配偶者控除
配偶者特別控除
基礎控除

デンタルローンや分割払いも医療費控除の対象になるの?

結論、医療費控除の対象になります! その年に支払った分の医療費が医療費控除の対象金額になります。

※注意※
申告する際に1年間で支払った領収書が必要になりますので保管をお忘れなく。 デンタルローンの場合は歯医者さんに、分割支払いしているときはカード会社に領収書を発行してもらいましょう!

医療費控除の対象になるものは?

お医者様から請求されたものだけが医療費ではありません。 「治療費」と「通院のための交通費」も医療費控除の医療費に含まれます。 歯列矯正のために使用した検査代や調整代、治療している本人と付き添い人の病院までの交通費が対象です。

※注意※ 交通費はバスや電車のような交通機関を利用した際の代金が対象で、自家用車のガソリンは対象外になります。

医療費控除でどのくらい戻ってくる?

医療費控除で戻ってくる額を計算する式は、 「年間の医療費の合計」ー「保険で貰える金額」ー10万円=「医療費控除額」 「医療費控除額」×「所得税率」=「還付金額」です。

※所得税率※
195万円以下………………5%
195万円超330万円以下…10%
330万円超695万円以下…20%
695万円超900万円以下…23%
900万円超1,800万円以下…33%
1,800万円超4,000万円以下…40%
4,000万円超………………45%

参考例1

年収500万円、医療費が100万かかった場合。
(所得税率は20%になります。保険では何も補助ないとします。)

1,000,000ー100,000=900,000
900,000×0.2=180,000 ←戻ってくる金額

参考例2

年収300万円、医療費が100万かかった場合。
(所得税率は10%になります。保険では何も補助ないとします。)

1,000,000ー100,000=900,000 900,000×0.1=90,000 ←戻ってくる金額

悩む前にぜひご相談ください!

歯科治療は目的によって医療費控除が適用されます。高額な治療をするなら、是非とも医療費控除に適用されたいものです。 かかりつけの歯科医院に、自分が治療する治療は医療費控除に含まれるものなのか、どのくらい治療費がかかるものなのかじっくり相談するのがおすすめです。

さらに当院ではインプラント、矯正、小児矯正の治療において、デンタルローンで発生する金利は24回(2年分)まで当医院が負担します!
この機会にぜひご検討ください。

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